入千代商店では、
それぞれの特性に合わせ
鮮度と美味しさを保つための
工夫を行っています。
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干物
工場生産される干物は、安定供給のために原料として冷凍された魚を使用しています。
冷凍された魚は解凍時に、身の中の水分・たんぱく質・うまみ成分が
ドリップと呼ばれる液体として抜け出てしまいます。
そのため、水揚げ→冷凍(長期保存)→解凍→加工→冷凍→流通→解凍と
2回冷凍・解凍を繰り返す市販の干物は、
その美味しさや栄養素が損なわれやすいのです。
入千代商店の干物は生の魚をそのまま加工しています。
水揚げ量によって生産量が増減するので欠品することもありますが、
その分旨みの濃い美味しい干物を皆様にお届けすることができます。
原料の選定
入千代商店に水揚げされた魚の中で、1年でその魚が一番美味しい「味の旬」を迎えた魚を選別します。有明海産の魚にこだわっています。
鱗取り・開き
魚市場から近い協力加工会社にて、魚の鮮度が良いうちに職人が手作業で1枚1枚丁寧に鱗をとり、身を開きます。鱗の取り残しが少なく、雑味となる余分な血もない綺麗な仕上がりが自慢です。
塩水につける
塩水につけることで魚の細胞間にある水分が吸い出されて生臭みが消えます。魚種や身の大きさにより濃度を加減し、塩味がその魚の旨みを最大限に引き出せるように細やかに調整しています。入千代商店では「にがり」を程良く含んだ五島灘の塩を使用し、素材の味を引き立たせています。工場生産の干物によく使われる品質保持や旨みアップのための食品添加物は全く使用していません。そのため、干物本来の美味しさが味わえます。
乾 燥
塩漬け後に乾燥させることで、身の中の旨みが増え、干物特有のモチモチとした独特の食感になります。ここでは冷風乾燥機を用いることで、低温のまま乾燥させ乾燥中の魚の劣化を防いでいます。また、オゾン発生器が搭載されており、庫内や熱交換器をオゾン水で殺菌、消臭するため、干物の細菌の繁殖を抑え、安心で美味しい干物をお届けできます。
真空パック
完成した干物は真空パックにします。真空パックにすることで、酸化を抑えて長期間美味しいままで召し上がっていただくことができます。また、1枚ごとにパックしているので、必要な時に必要な分だけ取り出すことができます。
冷 凍
マイナス35度のフリーザーで急速冷凍します。急速冷凍は凍結スピードが速く、冷凍による魚の細胞破壊を抑えることができます。細胞を破壊しないので、魚の身の鮮度・風味・食感を維持することができ、冷凍前の品質のままお届けすることができます。また、冷蔵で流通している干物は色変わりを防ぐための酸化防止剤が入っていることがほとんどですが、入千代商店では冷凍したまま配送するので、酸化防止剤を使用しておりません。